RRFRさん(大阪府)
投稿日: 2023年1月17日
5点
このE46は名車だったということで、最近の評価も確定したと思う。
直進安定性やハンドリング、路面状況を的確に伝えてくる設計は、もちろん最新のドイツ車にはかなわないとしても、現代のそこらの車よりはむしろ勝っているのではないか。
ぜひこの車で高速道路のインターチェンジの長いカーブから本線への合流を味わってほしい。
油圧のハンドルで現代の車にはない重さだが、それゆえにGのかかり方やタイヤからのインフォメーションも把握しやすい。
積載性、居住性も完璧。
いまの時代からすればコンパクトセダンと言えるほどのサイズも、日本の道路事情にぴったりで取り回しが最高。
外観に黄金比がちりばめられていると検証されているエクステリアも、時代を超越した端正さにあふれている。最近の車にありがちなオラオラした威圧感が皆無でよい。
やはり、古い車なので故障は気になると思う。
でも周りのオーナーを見ていても、おそらくはそこまで壊れない。
10年近く乗ってわかったのだが、E46の弱点だけ注視し、早めの予防整備をしておくことが大事。私の場合は、ブレーキパッドやオイルなどの消耗品を除いて、故障と予防整備でかかった費用は30万円ぐらいだった。
「後発のE90の方が故障が多くてけっきょく廃車になるので、E46の方が維持してる人が多く、入庫が多い。みんな買い替えてくれない(泣)」とディーラーのサービスマンも言っていた。
100万円予算として、60万円で買って念のため40万円を数年の修理費貯金と考えておけば良いのでは。
信頼性の高い社外品も多く流通しているので、おそらくパーツは国産の3割り増しぐらいで済む。
そのほかで惜しいのは、当時の車なので、後席の真ん中のシートベルトが腰に巻くタイプなのと、後席はサイドエアバッグがない点。
程度の良い個体が減り、少しづつ高騰しているので欲しい人は早めに手に入れて損はない。
まだいまならお手頃価格で、2000年代のBMWが全力で作った世界標準・最高峰のコンパクトセダンを味わい尽くすことができる。
この時代のBMWに強いお店で程度の良い一台を探してもらい、そこで長くメンテナンスしてもらうのが良いと思う。
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