松田優作さん(大阪府)
投稿日: 2017年9月15日
4点
それまでミニバンという言葉はなくワンボックスカーと呼ばれていました。謂わゆるキャブオーバータイプです。運転席下位にエンジンがあり、乗り降りはトラックのようによじ登る感覚で加速するとエンジンが室内にあるので轟々とうるさい音に悩まされます。駆動輪はリアタイヤになります。そういうタイプの車なのでスタイル的には本当に四角い箱になります。少し短いボンネットがついたものもありましたが、そんなに大差はありません。しかしステップワゴンは全然違うスタイル、エンジンレイアウト、駆動方式で登場しました。普通のセダンやクーペのようにボンネットがあり、エンジンは横置のFFになりました。この恩恵で実現したのはウォークスルーのできる室内空間と凹凸のないフラットな床です。着座位置も低くなり運転感覚は乗用車に近づきました。
節度感の乏しいコラム色ATレバー。5人乗車プラス、キャンプ道具満載にすると本当に亀のように走れません。
この素晴らしいコンセプトは他のメーカーにも波及し、いろいろなミニバンが登場しました。今までセダン、2box、クーペが中心だった日本の市場はたちまちミニバンが本流となり、街の景色を変えたと言っても過言ではありません。初代ステップワゴンが果たした役割は本当に大きかったのです。
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ルーフに和のテイストを取り入れたミニバン
さらに室内が広がり使い勝手が向上
スペース効率に優れるスクエアなボディを採用
新車時価格はメーカー発表当時の車両本体価格です。また基本情報など、その他の項目についてもメーカー発表時の情報に基いています。