なーおんさん(千葉県)
投稿日: 2014年1月18日
5点
フロント外観はPREMACYの笑い顔でなく安定感のある日産顔なので○。 チルトステアリングはテレスコ付きでドライビングポジションを決めやすく◎。皮巻きステアリングはウレタンよりはだいぶ良い。
運転席のシートは程良いホールド感と柔らかさで、疲れにくい。
セカンドシートのカラクリ7thアレンジは秀逸だと思うけど、ウオークスルーはちょっと無理がある。セカンドシートを前に寄せると、サードシートの足元も何とか座れる。反対にサードシートを使わない時はセカンドシートを最後部までスライドすると十分以上の足元スペースになるので○。
圧縮比12のPE-VPS SKYACTIV-G 2Lエンジン。 CX-5以降の4-2-1タコ足排気の圧縮比13タイプでは無く、出力性能・燃費性能とも劣るけど、ファミリーカーなので排気のためにスペースを削るのも適当ではないと思われ、次期プレマシーのフルSKY化に期待。 発進初期は少し重さを感じるが、30Km/hを超えたあたりからは加速も良く、CVTとは違う6ATの回転の上がりと速度上昇がリンクする感覚はクルマを運転しているという実感を持てるので良い。
ステアリング特性や挙動などに影響するサスセッティングの方向性は既にSKYの思想を丸ごと入れ込んであるようだ。 特にロール特性はダイヤゴナルロールという前輪外側をロールさせて沈み込みながら荷重を集中し、タイヤの性能をフルに発揮させる設計となっているらしい。
実際にステアリングを握って走ってみると、外側前輪に一瞬だけ膝を折るような脱力のあと、路面に吸いつくように舐めて曲がってゆく感じで、リヤも遅れや過度なロールなくすっと付いてゆき、切返しコーナーや途中でRが小さくなる道でも難なく抜けてゆく。
サスの乗り心地は、快適。標準タイヤが15インチの65扁平なので尚更だと思うが、不整路でもじたばたやボディを小刻みに揺らしたり大きな揺れが残ったりもない。
燃費はまだ300Kmほどしか走っていないし何ともいえないが、ディスプレイ読みで16.5Km/Lと好数値。 田舎道主体で一定速度で走れるからこそステップATの絶対的な高効率を生かした値であって、逆にストップ&ゴーの頻繁な都市部ではCVTのように一定回転数で加速できないので、燃費は大幅に落ちるだろう。
リヤは外観のなかで唯一、ちょっとセンスが良くない。
皆さんご指摘のとおり、プラスチック感満載の内装は減点。 カップホルダーが前席ウオークスルーの位置にあって使いづらいし、ここに物を置けないのでこの場所はいけませんね。
低速~70Km/hくらいまでの中速域では、ロードノイズ・エンジン音とも気にならない。しかし80Km/hを超えるあたりからロードノイズが耳につくようになる。この面ではちょっとうるさいかもしれない。
マップランプ、ルームランプが暗い。 LED物色中。
★ミニバンの枠に収まらないドライバーズカーです。
ロールーフミニバン全盛の頃ならもっともっと売れていたと思いますが、今はこのクラスそのものが日陰の身でさみしい限り。
箱形ミニバンはロングツーリングにはストレスが溜まるし家族も酔ってしまう、たまにはスポーティな走りを楽しみたい、そんな方にベストマッチな1台だと思います。
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ラフェスタから独立した、スポーティなコンパクトミニバン
新車時価格はメーカー発表当時の車両本体価格です。また基本情報など、その他の項目についてもメーカー発表時の情報に基いています。