2万キロと低走行で室内保管の02年式VOLVO S60/2.4は目からウロコの極上なコンディションだった。（ｙａｇｉ３さんのクチコミ投稿）

二輪暦の長かった私は、日産座間のラインでノックダウンされたVWサンタナの前期型Xi5と後期型Giを乗りついだ後、後継モデルのパサートの販売がトヨタに変わるイザコザに失望して、しばらく四輪から離れておりました。で、娘に運転を教える必要があったのでふたたび四輪復活を決意。車体剛性の高い練習車両を探してカーセンサーをチェックしたところ、標題のユニバーサルオートさんの情報に遭遇したわけです。 安い！走っていない！革シートで電動サンルーフ付き＠＠；； 半信半疑でメールで在庫確認入れたら、数時間後にスピーディな返信。以前カワサキの稀少バイク（コヨーテ）の在庫を某所で確認した時に、返答まで１週間以上待たされたことがあったので、このユニバーサルオートさんのスピードは想定外でした。聞けば、私の居住地から３駅ほど離れた同社ガレージに展示してあるので、実車を十分に目視で確認して欲しいとのこと。この時点で私の目算では、家の前の軽自動車程度しか停められないスペースにあわせてローバーミニの極上車を掘り出すか、でなかったら、無難なVWポロぐらいで手を打とうと思っていたので、正直言って02年式のS60はまだ念頭になかったわけですが、、、 数字の良さが妙に気になりましてユニバーサルさんの指定ガレージに行ったら、あまりにもS60の美車ぶりに仰天。エンジンフード下の機関も黒々とした艶を保っていて、とても13年前のクルマとは思えないコンディション。聞けば前所有者はシャッター付きガレージで室内保管していたらしい。なるほど、ホィールアーチ内側もあんまり汚れていない。ストレート５を横置きしたレイアウトだから、スモールオフセット衝突時にもボディ側面が大破する心配もない。なによりもあのVWアウディ製ストレート５の小気味のよい回転フィールが脳裏を横切り、もぉ、これしかないでしょ！　 さっそく内金を入れて車検整備の手配をお願いすることに。でも、いま住んでいる住宅街は慢性的な駐車場不足のため車庫証明をゲットするまで二週間以上手間取ってしまった。しかし、その間ユニバーサルオート代表の阿部さんには、いつもメールで好意的な対応していただけたのが嬉しいことです。つまり、一過性の売り手と買い手の関係ではなく、今後ずっとクルマ関係ではお付き合いしていきたい、頼もしい目利き・アドバイザーといった感じ。 とうぜん今回ゲットしたS60の品質だけでも十分満足してますが、やっぱ機械の先にヒトの顔が見えるというお付き合いは安心できますね～ 納車時には車を美しく保つコツまで伝授していただきました。この年式のS60はドアのサイドや前後バンパーが黒いABS樹脂のモールで囲われています。経年変化で白っぽくなってくるとさすがに見劣りが否めないので、その都度シリコンオイルのケミカルで磨こうと思ったら、「シリコンは水落ちで汚くなるので、それよりもマスキングして染めQエアゾールを重ね塗りすると、感動的に綺麗になります。半日ぐらいかかっちゃいますけど」とのアドバイス。モールには前にもだいぶ苦労させられたので、この阿部さん情報は渡りに船。さっそくAmazon通販に「染めQ」をオーダーしたことはいうまでもありません。 一世代前のS60の整備情報はあんまりないのが不安で、英Haynes社のOwners Workshop ManualもAmazonで取り寄せましたが、これまで程度の良いVOLVOをたくさん取り扱っているというユニバーサルオートさんの知見があれば、鬼に金棒、大船に乗った気分で第二の四輪ライフが楽しめそうだなぁと思った次第です。たぶんこのクルマは２年間で７～８万キロぐらいで乗りつぶします。車体や機関がしっかりしているので、それぐらいなら維持費もあまりかからなそう。 ひょっとしたら、まだまだ乗れるかもしれませんけども、ユニバーサルオートさんのガレージに集められたコレクションの良車ぶりをまざまざと見てしまったので、このS60の次のクルマも、同社で購入するのが今から楽しみです。 最後に。新車を３年ぐらい乗って、査定価格が下がらないうちに下取りに出してニューモデルばかり乗り継ぐというカーライフもありますが、年季の入った欧州車の時代時代の個性を、あまり大きな投資をしないでとことん満喫したいというグルメな愛好者にとっては、ユニバーサルオート社のガレージコレクションからは目が離せませんね。同好の仲間のお役に立てばと思い、私の経験談を書かせていただきました。 ※同社の２つあるガレージのひとつだけしかまだ覘いていないので、雰囲気評価は４☆とさせていただきました。