まささん(神奈川県)
投稿日: 2013年3月15日
4点
【エクステリア】
2011年にフルモデルチェンジを敢行し、2代目となる「トゥアレグ」。兄弟車両のポルシェ「カイエン」とは、より明確な差別化を図り、上質ながらも、押しの効いたデザインを採用しました。同社の常となっているLEDポジションランプや、リアのL字状に発光する灯火類など他のモデルのテイストを取り入れながらも、他社のプレミアムSUVと比較しても、存在感は、圧倒的です。
【インテリア】
同社の国内導入モデル最高峰車両だけのことはあり、スイッチ一つとっても“専用品”が装備されています。ぶ厚いドアを開けると、上質な本革シートの香りが漂います。ダッシュボードやセンターコンソールには、丹念に磨きこまれたウッドパネルが貼られ、それを覆うようにアルミ素材が引き締め、上質ながら、スポーティな空間は至福そのもの。
メーターも基本的なレイアウトは、他のモデルと同一ながら、指針一つとっても作り込みの精巧さが、一線を画しています。少々残念なのは、前代モデルでは、日本未導入の同社最高級Fセグメントサルーン「フェートン」とほぼ共通のメーターは、アナログ6連メーターを採用し、デジタルとアナログの融合が見事であったが、現行モデルでは、大型フルカラー液晶マルチファンクションインジケーターにとって代わり、4連のアナログ式となりました。
【エンジン性能】
先代モデルのトップグレードである4.2リッターV8エンジンに代わり、3リッターV6直噴スーパーチャージャーエンジンに交流同期モーターを組み合わせた、同社初のハイブリッドモデルで、「トゥアレグ」のトップレンジとなります。
エンジン性能のみでも、333psと十分パワフルですが、電気モーターの組み合わせでシステム総合出力は、実に380ps、最大トルクは、580Nmを発生。このシステムに組み合わされるのは、耐久性を重視した8速オートマチックトランスミッションで「DSG」ではなく、トルクコンバーター式を採用。
【走行性能】
ブレーキは、超が付くほど強力です。途中高速道路で、急にこのクルマの前方に割り込んできた悪質運転のトラックを避けるため、フルブレーキを踏みましたが、2380kgのボディを余裕をもって速度を削る事が出来ます。ブレーキを見ると納得。ポルシェ「カイエン」と基本的に同じブレーキキャリパーは、同社唯一のフロント6ピストン、リア4ピストンというもので、表に刻印は無いものの、ポルシェ同様、イタリアの名門、「ブレンボ」社製を採用しています。街中では、少々オーバーサーボ気味で、“カックンブレーキ”になる事もあります。
【乗り心地】
全グレードにエアサスペンションを装着した「トゥアレグ」。このエアサスペンションは「NORMAL」のほか「COMFORT」と「SPORT」が選択できますが、非常にしなやかで、路面のダンピングをほとんど伝えないフラットな乗り心地が特徴。乗り心地は上質なサルーンといった趣です。
「SPORT」を選択すれば、1945mmというデカイクルマとは思えない程、ヒラリヒラリとコーナーをクリア。SUVにありがちな、ロールやピッチングは、見事に押さえ込まれ、ハイパワースポーツカーも追い回せます。
特になし
車両価格は、898万円ですが、これだけの最先端マシンとしては、リーズナブルといえます。
10.15モード燃費は驚きの13.8km/l。そのため自動車取得税、自動車重量税は100%免税となります。
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