左近次さん(神奈川県)
投稿日: 2020年6月16日
5点
初めてのハイブリッド車でしたが、シフト操作にすぐ慣れました。シフトというよりレンジに入れるためのリモコンと思ったほうがしっくりくるかもしれません。
乗ってすぐに驚いたのは低い重心からくる安定感と車体剛性の高さです。中高年の方でR32のスカイラインに乗ったことがある方はコーナリングの独特の安定感と回頭性の良さに驚いたことがあると思いますが、プリウスはまさにこれに近い安定感と回頭性の良さが光ります。
一言でいえばハンドリングの良さがピカイチです。
助手席や後部座席に座っても道路のつなぎ目などでの路面から来る衝撃の吸収は素晴らしくハーシュネスの吸収に重きを置いて開発された車だと思いました。
燃費はほかの方も述べられていますが、なかなか燃料計が動かず、最初は燃料計が壊れていると思うくらいの燃費の良さです。
また、EVモードからエンジンが始動した際の違和感はほとんどありませんし、EVメインでエンジンがEVを補助的に支えているような感覚にも思えます。
タイヤは純正サイズの195/65/15のメーカー標準ですが、逆にこのサイズのタイヤとシャシーがうまく釣り合っているため上級グレードの215/45/17のサイズはオーバースペックになると思います。
気になった点は後部座席の視界が狭く長距離ドライブでは後部座席の人が少々飽きるかもしれません。ただ身長175センチの人が乗ってもレッグスペースに余裕があり、エアコンの吹き出しも前座席下にあるため快適に乗ることができると思います。
ドライビングでは峠の長い下り坂はこの車にとって最も苦手かもしれません。Bレンジに入れればエンジンブレーキは多少効きますが、ギヤ比のセッティングで強力なエンジンブレーキは期待できません。エンジンブレーキは効いていますがエンジンがかなりの高回転数で回されているため、うなり音が高いです。
特に注意を払うのがこの状態でのブレーキペダルのペダルタッチで通常走行時より期待された制動力が得られていない感覚になります。
恐らく、バキュームポンプで発生する負圧が低いのか、マスターバックの容量が低いのかはわかりませんが、長い下り坂は直線の時に速度が上がらないようにまめに制動したほうが良いです。
スタイリングと燃費の良さで人気があり、普段使用する際には十二分の性能と居住性を備えている車であると思います。
車体剛性が高くシャシーバランスも良いためタイヤサイズを変更すると本来のシャシー性能を損ねてしまうと思います。メーカー純正のサイズのタイヤでもタイトなコーナーではスキール音さえしません。それくらいシャシー剛性が高く緻密なテストの繰り返しで決められた足回りだと思います。
それに加えて乗り心地を落とさない車はこのクラスでは滅多にない車だと思います。
燃費の良さと居住性、高いシャシー性能と足回りのバランスの良さは非常に高次元です。
峠の長い下り坂はコツをつかんでしまえばブレーキ性能も良いので苦にはならなくなると思います。
トランクルームは家族4人の旅行でしたら必要十分の容積もあります。ゴルフでしたら後方の視認性を考慮すれば3人分のゴルフバッグが限界だと思います。
このクチコミは参考になりましたか?
参考になった人:161
あなたのクルマクチコミを投稿しませんか?
走行性能が向上し、JC08モード燃費は40.8km/Lを達成
1.8Lエンジンやリダクションギアなどハイブリッドシステムが進化
ハイブリッドシステムがさらに進化
世界初のハイブリッド乗用車
新車時価格はメーカー発表当時の車両本体価格です。また基本情報など、その他の項目についてもメーカー発表時の情報に基いています。