まささん(神奈川県)
投稿日: 2013年3月10日
3点
【エクステリア】
街乗りに特化したクルマで、フォーツーという車名が示すように極めて短い全長の2人乗りのクルマである。初期モデルは一部手を加えることで日本の軽自動車規格の枠内に収まったが、2007年10月に発売された2代目の現行モデルはボディもエンジンも小型車として登録されるクルマになっている。
【エンジン性能】
搭載エンジンは3気筒1000ccで、動力性能は52kW/92N・mの実力。数値的には日本の軽自動車並みのレベルだが、小さなボディで車両重量が830kgと軽いので十分に良く走る。このエンジンはマイルドハイブリッドと呼ぶアイドリングストップ機構付き。
【走行性能】
ブレーキを踏んで時速8km以下にまで速度が落ちるとまだ走っている段階でエンジンが停止する。ブレーキペダルからを足を離せば0.35秒で再始動する。再始動時の振動や騒音はそれなりだが、慣れれば特に気にならない。状況に応じてキャンセルするスイッチも付いている。
【乗り心地】
乗り心地は決して良いとはいえない。ホイールベースが2mを切る短さなので、路面が悪い部分ではどうしても縦揺れが大きくなりがちだ。電子制御パワーステアリングが装備されているものの、操舵感覚も普通のクルマと少し違う感覚がある。
トランスミッションは5速のセミAT。マニュアルモード付きATということで、自動変速に任せることもできるし、レバーを前後に操作して自分で変速させることもできる。いずれの場合も、変速時に一時的にトルクが抜けるので、これに合わせた走りをすることが大切で、慣れるまでは多少ギクシャクした走りになるのは避けられない。
スマート・フォーツーの走りにはこうしたクセがあるものの、慣れてくると走らせるのが楽しくなるクルマでもある。燃費も悪くないし、街乗り限定で考えたら、十分にあり得るクルマだと思う。個人的にも初代モデルの初期型並行輸入車に乗っていた時期があるが、そのときもとても楽しいと思った。
ダイムラー傘下のクルマらしく、独特のボディ構造によって小さなボディながら高い安全性を確保している点は高く評価できる。
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