雷オヤジさん(福岡県)
投稿日: 2017年9月6日
5点
1.クールでシックなインテリア/エクステリアデザイン
まずエクステリアは、高性能なFFホットハッチに相応しい押し出し感のあるデザインが与えられていますが、同時にフランス車らしいエレガントさもあります。
愛機の”リミテ・エディション ヴァンタン”は、パールホワイトのボディーにグロスブラックのルーフが与えられています。
流行のBカラー(2トーン)を先取りしています。
インテリアは機能重視で簡素と言えますが、コックピット回りは運転に集中でき、また3つのペダル配置も右ハンドル化の犠牲になっていません。
2.ハイレベルな走行性能
自然吸気の2L 200馬力のエンジン、3ペダルの6MT、標準クルマと異なる専用ボディー、DASSと呼ばれる特別な脚回り、ブレンボ製のフロントブレーキキャリパー、空力を考慮されたデザイン、そしてディエップでの生産など、このクルマを引きつける魅力が溢れています。
愛機の”リミテ・エディション ヴァンタン”は、シャシーカップという専用のサスペンションとよりクイックなハンドリングを実現するステアリングギア比など、更に特別感があります。
3.快適性を高いレベルでバランスさせた
長距離運転も苦にならないで気の良いシート、リアハッチの荷室のスペースも日常使いを犠牲にしていない点など、ハッチバックの良さを生かしたパッケージとして優れているように感じます。
1.ベースは大衆車です
価格帯を考慮すれば納得できると思いますが、塗装の状態やボディーのチリ、内装の素材感や色々な”音”など、上質を求めるクルマではありません。
2.維持費の評価3について
ハイオク仕様である点、輸入車ディーラーでの取り扱いなので、工賃のチャージが国産車ディーラーよりも割高になる分、定期点検と含めた維持費は国産車よりも掛かります。
しかし、消耗品の定期交換や油脂類のメンテナンスをしっかりしていれば、車検時にもそこまで高額な出費にはならないと思います。
また、電装部品に国産メーカー品が採用されたり、ルノーと資本関係のある日産との提携により、クルマとしての信頼性は向上しているとディーラーからは聞いています。
但し、輸入車につきものですが、故障発生時の部品単価が高額になる点(これには単品部品供給ではなく、ASSY交換となるケースなども含め)や国内の補修部品の供給体制の問題から、国内在庫がなく、本国から調達する際に納期が掛かり、修理待ちが発生するなど、ある程度は覚悟が必要です。
3.その他
・最小回転半径が小さくないので、小回りが利きません。
・単独で見ると気になりませんが、横にクルマが並ぶと、腰高感を感じます。
・ホイールや車高調などカスタムを考える場合、選択しが少ないです。
3代目ルーテシアRS(ルノー・スポール)の20周年記念限定モデルとして日本国内にわずか30台限定で導入されたモデルです。
また、”リミテ・エディション ヴァンタン”は日本のためだけに右ハンドル車が用意されたと聞いています。
そもそも、3代目ルーテシアRS、車好きには、寧ろ、CLIO(クリオ)と呼んだ方が馴染み深いかもしれませんが、日本には後期モデルになり、待望の正規輸入が実現しました。しかしながら、法規制の関係で、わずか1年ちょっとの輸入期間しか導入されず、在庫車の販売期間を含めても非常に短命なモデルと言えます。
欧州では、Bセグメントの大衆車のCLIOをルノー・スポールによって、リリース当時からしばらくの間、「最高のホットハッチ」と評価されていました。
通勤での街乗りから、ワインディングを颯爽と駆け回ったり、サーキットでのスポーツ走行までこなす万能選手です。
輸入台数が少なく、通好みのクルマなので、オーナーが愛情を掛けて来た車両も多いと思います。
良質な中古車に出会えるリミットが近づいている1台であることは間違いないので、是非、気になっている方は乗ってみて下さい。
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