ろんどんさん(神奈川県)
投稿日: 2017年9月4日
5点
お尻のでかい911と比べても伸びやかでスマートなデザイン。ミッドシップらしい流麗なフォルム。ザ・スポーツカーといったところ。
真っ赤なボディは車に詳しくない人からみればフェラーリかポルシェか区別つかないかも。
911は特殊車両wなので、ケイマンのほうが一般受けはよさそう。
あるとき運転していて突然気がついた「なんて正確なハンドリングなのだろう!」と。
ハンドリングの正確さで車を買うひとはなかなかいないので、あまり売りにならないけど、ケイマンの最も素晴らしい点は正確なハンドリングです。
911に戻った今でも懐かしく思います。
空冷911からの乗り換えだったので、ケイマンはとても優秀なスポーツカーですが、空冷の「濃い世界観・乗り味」と比べるとやや薄味に感じて物足りない気がしていました。しかしそれは比較するのが可哀想なお話。
できれば911に乗ったことがない人、思い入れのない人が買ったほうがよいです。
初期型は坂道発進のときにアシストしてくれるヒルコントロールがついていないため、スーパーの立体駐車場で思いっきりアクセル吹かしてしまい、クラッチ周りが焦げ臭くなったことがありました。
空冷のクラッチは「ポルシェ様のクラッチ切り替えを担当させていただいている」といった独特の緊張感があって、運転が楽しかったが、この世代であれば別にオートマでも問題ない気がします。
ポルシェのエントリーだとか言われたり911の影がちらついたりして、この車は持っている間はあまり良さがわからないかもしれません。
しかしこんなハンドリングが正確な車はなかなかないし、6気筒のヴァーンという緻密なエンジン音はエンジンルームとドライバーが同じ空間にいるからこそ楽しめるものです。
販売戦略の都合で911を超えることは許されないが、本当はポルシェが作りたいのはこういうスポーツカーなのだと思います。
86もロードスターもケイマンがベンチマークだったと聞きます。日本車の新車の値段が出せるなら、中古でもいいからこのベンチマークに乗ってみるべきではないでしょうか。
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