ガバ燃調だいすきさん(福岡県)
投稿日: 2022年5月27日
5点
メーカーが本気汁出しながら作ったんだな、と感じられるところ。
性能その他が陳腐化しても、自分にとっては「代わりのない車だな」と思わせるものがある。
これよりもっとパワーがある車、もっと軽い車、もっと曲がる車、もっと乗って楽しい車、もっと賢い車は世の中に沢山出た。
かつてはハイテクの塊と言われた高性能車だが今となっては古臭い性能で、ノーズの入りはランエボインプに比べ悪いのは当然、同世代GTS系に比べてもボンネットの中が動こうとしない。一度エリーゼとかに乗ってしまうと向きが変わるまでに干支が変わるんじゃ無いかと思うほど。
かと思えばリアのトラクションは掛からずテールはハッピーでアンダーオーバーだし。
今時の太くて食うタイヤ履いても性根は変わらない。
昭和の香り漂うハイテク4駆はクセを知らないと意図しない前駆動の抜けがスリリング。
今の基準からすると箱も豆腐剛性だ。
神話を鵜呑みにすると失望するかもしれない。
それでもあの時にやりうる事を本気でやった感が滲み出てて、それが今でも存分に感じられる稀有な車だと思う。
ふと気分が乗ってタコの針を右側領域に持っていく瞬間も、通勤の往復でやる気なく2.5k回転な時も、あぁ…良い車だなぁ、と思わせる。ちょっと張り切ってアテーサ効かせに遊びにいくのも未だに楽しい。
2Jに比べ湿っぽい音も、直6の割に粒の揃わない振動も、動き出しを渋る細いトルクも、乗ってると何故か許せる。というかウットリ酔えるくらいまである。そういう意味で居住性・乗り心地は良い。
ただ一つだけ、吸気干渉だけは好きになれない。(かといってビッグシングルにする気はない)
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