湘南のびちゃんさん(神奈川県)
投稿日: 2025年11月30日
5点
【視界】アダプティブLEDヘッドライトはカッコよくてとても明るい。先行車や対向車を避けてハイビームを維持してくれるので夜間の暗い道路でも見やすい。
【インテリア】よく考えられていて安っぽさが無い。インパネはプラスチックだが通常触らないので分からない。開け閉めで触るドアアームレストはパッドが入っている合皮でステッチ入りなので、ドア開け閉めの際に柔らかい感触が嬉しい。センターアームレストとセンターコンソールの運転席側もパッド入り合皮で、肘や太ももなど体が触れる部位にはお金をかけている事が分かる。メーターも大きくてとても見やすい。ルームランプは豆電球だがLEDの白い光が嫌いなのでよかった。豆電球でもかなり明るい。ハンドルにテレスコもついたのでポジション自由度が高い。シートはしっかりと反発力があり、背中と腰と太ももの裏で体全体を均等に支えられている感がありとても楽。もう少しだけ低めの自由度があると良かった。大きいアームレストは運転姿勢が楽だし、囲まれてコックピットの高級感がある。フィットが売れないのはコックピット感が寂しいからも一因ではないか。助手席エアバックがやっとシームレスになって視界がスッキリした。
【走行性能】素晴らしい。モータ駆動なのでウルトラ滑らかでウルトラ静か、なおかつトルクが凄いので加速が凄い。アクセルオフ時の回生での減速もウルトラ滑らか、加速と減速の行き来も超滑らかでバックラッシュや息付きなど皆無。
モーター、減速機、トランスファーギア、などのギアの加工精度が高いのだろう。回生ブレーキのおかげでほぼブレーキ踏まないで走れる、信号で完全停止する時にだけブレーキを踏む。だからブレーキパッドはほとんど摩耗しないはず、運動エネルギーを空気中に放出せずに回収しながら走るのでとてもエコである。オートホールドが付いているので赤信号でブレーキペダル離しても停止を維持してくれてとても楽。エコモードでも速いがスポーツモードだと凄い。中間加速も凄い。アクセルオンからタイムラグなしに加速する。このレスポンスはスポーツカー並。
先日ホンダから借りたガソリン駆動のフリードも超滑らかで街中ではモーター駆動と遜色ない静けさだった。が、高速になると流石にエンジンの音が入ってきて、高速では静粛性に差が出てくる。
しゃがんで下回りを覗くと、アンダーフロアにカバーを装備してフラット化されていることが分かる。これは恐らく空力性能による燃費向上を狙っているのだと思う。
【乗り心地】まだ走行7000キロのせいかややバネが固い、が、車体剛性がとても高いのでミシリともしない。16インチタイヤなので入力の大きさは感じるが音や振動はしっかり抑えられている。でもなぜ16インチにした?E12の15インチとタイヤ外径は変えていないのに?E12の弱点だったステアリング剛性も大幅に改良されて振動のないシャープなステアリングフィールになった。サスペンションメンバーの取付ボルトが極太になっていて見るからに剛性が高い。室内はおそらく遮音材がふんだんに使用されていてとても静かで、密閉感と外界との遮断感がある。ドアを開けるとフロントフェンダー後端の内側が見えるが隙間なく遮音材が入っている。E12ではリヤホイールハウスから盛大に音が侵入していたが、E13ではリヤホイールハウスに大きくて分厚いいかにも高性能ぽい遮音材が貼られている。オーラで使用されている遮音ガラスはノートでは使用されていないらしいが十分に静かだ。リヤシートがリクライニングするのがとても良い、姿勢が楽。
【燃費】買ったばかりでまだN値が低いが、東名、首都高速環状線、湾岸道路で舞浜までecoモードで走って27キロ、帰りは湾岸道路、首都高速湾岸線、保土ヶ谷バイパス、246、東名でsportモードでかなり飛ばして23キロだった。
【エンジン性能】始動直後、家を出た瞬間にエンジンがうなりうるさく感じる時がある。超低速時に、暖気なのか充電のためなのか通常のアイドリングよりも高回転で回る時がありうるさく感じる。走り始めるとロードノイズや風の音に紛れてエンジン音はあまり聞こえなくなる。高速ではエンジンの存在を感じにくい。
前後軸荷重がかなりアンバランスになった、前800キロ後ろ400キロと頭ヘビーだ。エンジンとモーターを前に積むから仕方ない。12Vバッテリーはトランクに積んでいるが。
【価格】新車だと300万いく、高いと思ったが、この性能と仕様ではそうでもないかもしれない。300万クラスの走行性能と乗り心地だと思える。中古は今時点で走行1万キロ以下が160万くらいで買えるので、とてもお買い得である。
その他、相変わらずスピーカーコーンが紙っぽくて音質が悪い、カロッツェリアに換装したい。リヤシートのアームレストが無くなって家族に不評。先代よりドアミラーが小さくなって画角が狭くなった。
超滑らかで静かで速くて、乗り心地はやや固く、燃費は良く、デザインも良い。特にエンジンが半分ほどしかかからない街中では最強と思われる。車両重量1230キロでトルク280Nmは実は地味に凄い。ゼロ発進時のトルクウエイトレシオでは、これに勝てるのは兄貴分のオーラと、テスラのAWDモデル、ドイツ系などEVの4WDくらい。フィットは253Nm、重いプリウスは206Nm、更に重いクロストレックは270Nm。0回転から最大トルク発揮するので発信加速がスポーツカー並。
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