定岡貞夫さん(大分県)
投稿日: 2017年9月15日
5点
従来のAクラスとガラッと趣向を変えて、垢抜けた印象のAクラス。積載能力や居住性はBクラスに完全にまかせることによって、新型Aクラスは車高を低く抑えたスタイリッシュなデザインとなっている。メルセデスオーナーの若返りを狙ってデザインしただけあって確かにかっこよく、フロントのエンブレムも主張が強い。
内装においても、飛行機のコックピットを思わせるような無機質でいてスポーティな仕上げはやはり質実剛健なドイツを思わせる。
走行性能は決してエンジンが非力なわけではないと思うが、どうしても国産車のトランスミッションに慣れると出だしがのろく感じてしまう。しかしこれは本人が意図する自動車速度とアクセル開度の比例定数がリニアになっているだけで、これが本来の姿なのだろう。むしろ、国産車が動き出す時、アクセルを少ししか踏んでいないのにスムーズ過ぎる加速をしているだけであり、これは単なる味付けの違いである。
日本の高速道路では100km/hまでしか出せないことから考えると大変オーバースペックなエンジンである。国産の軽ですら楽に100km/h出せる今日この頃、あえてメルセデスをチョイスするというプレミアム感に満足できる人が所有する車であろう。
日本仕様としては100km/h以上でもリニアに加速していく味付けは必要なく、100km/hまでいかにストレスなく加速していくかを追求してほしい。日本ではアウトバーンのように高速域で走り続けるようなことはなく、ましてやAクラスをチョイスするような人達は街中で発進・停止を繰り返すオーナーである。低速域でのスムーズさも追求してほしいと感じてしまう。
やはり価格がお求めやすいことが大きなセールスポイント。国産同クラスと比べると大変割高であるが、やはりメルセデスの所有感がもたらす魅力は大きいのであろう。
このクチコミは参考になりましたか?
参考になった人:36
あなたのクルマクチコミを投稿しませんか?
最新のデザイン、安全運転支援システムなどを採用
スポーツコンパクトに生まれ変わったエントリーモデル
独特のパッケージングをもつコンパクトカー
新車時価格はメーカー発表当時の車両本体価格です。また基本情報など、その他の項目についてもメーカー発表時の情報に基いています。