ALSさん(愛知県)
投稿日: 2017年9月15日
5点
・外観
2012年にデビューし、3年が経過しているけれども未だに色褪せないデザインは、さすが「マツダが肝いりで作った魂動デザイン第1号」の風格があります。当時の日本メーカーのSUVでこれだけ面構成が複雑なデザインの車はありませんでした。東京モーターショーで初めて実車を見たときの感動は今でも忘れません。
複雑な面構成による陰影はこの車に「高級感」と「スポーティーさ」を与えています。
・内装
華燭の少ない、ドイツ車のような「モダン」なデザインです。手の触れる部分は弾性樹脂やソフトパッドを使用し、上質感を高めています。アルミ調インテリアパネルのデザイン性や質感も高いです。「そこまでの豪華さはないが、しっかり作り込んであるように見せる」手法はまるで最近のフォルクスワーゲン車のようなデザインに見えます。
室内空間の広がり感も上手く表現されています。SUVらしくアイポイントが高いことや、Aピラーが過度に傾斜していないこと、ウエストライン上部のキャビンが不用意に絞り困れていないこと、ルーフラインがテールエンドに向かって緩やかに傾斜していないこと、などで室内空間を広く見せ、また実際に広くしています。ライバル車であるレクサスNXは外観デザインを優先するあまり、上記と逆のクーペライクなデザイン手法を取ってしまったため、室内空間が狭く、閉塞感があるものとなってしまっています。CX-5は「室内空間の広がり」という点で、NXに対して大きなアドバンテージを持っています。
後部座席の頭上空間も170㎝の私で拳3個分の余裕があります(NXは頭上空間に全く余裕がありませんでした)。
静粛性もかなり高く、ロードノイズよりもアイドリングストップをしていないときの自車ディーゼル音の方が気になるぐらいで、アイドリングストップをしていれば本当に静かです。
ディーゼルターボエンジンなので、低回転域での加速感はあるのですが、中高回転域での中間加速がありません。街乗りは加速しますが高速道路での追い越しは多少苦労しそうです。
FFベースのため、ハンドルへのロードインフォメーションがありません。「運転する楽しみ」はある車だとは思いますがBMWのような「駆け抜ける喜び」は感じません。
シートがフラットで沈み混みが少なく、体を支えてくれません。長距離移動の際は疲れるかもしれません。
外観、内装とも非常にできがよく、加速感や安定性等の走行性能もドイツ車的で逸品でした。
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新車時価格はメーカー発表当時の車両本体価格です。また基本情報など、その他の項目についてもメーカー発表時の情報に基いています。