2Lさん(長野県)
投稿日: 2020年7月12日
3点
プリウス譲りのHVシステムで、燃費が良い。今となっては一世代前のTHSだが、EVモードを最大限に駆使して50km/hの道のりをガソリン1L未満の消費で走りきった時の感激ったら無かった。通常の街乗りでも、ガソリン車なら10km/L未満になるところを喜んで25km/Lを叩き出してくれる。
10年前にトヨタのハイブリッドはすでに完成の域に達していたという事実を身を持って理解しましたね。
一方でシャシーもマツダらしさを発揮し、ワインディングで最高の乗り味を味わえる。まるでレールの上を滑るかのような海苔味に、それを実現するハンドリングは、永遠にこの道が終わらなければいいのに、とすら思わせる。
加えてハンドリングは街乗りや高速でも絶妙な軽さ・重さで、不満を持ったことは一度もない。
システムはトヨタだがエンジンはマツダで、エンジンの始動音が全く聞こえないのは素晴らしい。3年以上新しいC-HRのHVすら、暖気が不十分な状態とはいえエンジンの始動音と振動はハッキリと感じたのに。
信頼性は高く、12万キロになろうかという今でも足回りが全然ヘタっていない(マツダディーラーで診てもらった)。
デザインも良く、大体の人がカッコいいと言ってくれる。
今から書くことはMC無しの初期型モデルであることが前提だが、
ロードノイズが大きい。ゴロゴロゴロゴロとうるさい。銘柄は違えど同じエコタイヤなのに、はっきり言って軽自動車のN-BOXの方が圧倒的に静か。これは本当にがっかりした。
限界を感じるリニアリティ。特に0km/hからの加速がとてもダルく、燃費を気にする必要のなくストレスフリーで行ける予定だった街乗りでは、別のところでイライラが収まらない。他のパワートレインのマツダ車も似たような感じだし、多分超低速は犠牲にする思想で車作る会社なんじゃないかと思う。ただし街乗り以外も含めたリニアリティ全般の今一つ感は、THSの慢性的に抱える問題でもあるので、マツダばかりのせいではない。
そして後部座席と荷室の間にバッテリーを積んでいるので、トランクスルーができない。しかしバッテリー冷却の関係か(後部ドアの近くにダクトの穴がついている)、完全に荷室とキャビンが分断されているわけではないので、荷室の物の匂いだけは漂ってくるという悪いところどりみたいな状況。
マツダコネクト。検索するたびいちいち全国から探してくるな。
そして初期型は衝突被害軽減ブレーキとオートクルーズコントロール非搭載。
ネットでは評判が良い車、という感じ。
自分も2年間乗って行く中で良いところは見つけてきたけど、そこまで好きにはなれない車だった。そりゃ前乗っていた車(2004年式)よりは全然マシだが、見かけやスペックに反してちょっと走りの質感低いなと思わせるところが多かった。
カッコいいミドルセダンとドライビングプレジャーと圧倒的低燃費の鼎立ができるのならと買ったのだが、なかなかそれは簡単ではないようだ。条件で車を選びすぎた結果、愛で車を決める機会を失った。
ワインディングを走っている間だけは楽しく燃費も素晴らしく良くご機嫌でいられるので、そういうところをメインに走る人にだけはおすすめできる。
とりあえず自分にマツダ車とHV車は合わないな、というのが得られた学び。
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