まささん(神奈川県)
投稿日: 2013年3月13日
4点
【エクステリア】
全長4,785 x 1,880 x 1,415 (mm)、車体重量1,680kg、ホイールベース2,720mm。ディメンションからお分かり頂けるようにロングノーズ、ショートデッキという古典的なスポーツカースタイルを継承しています。リアの灯火類はライバルがLEDを多く採用している中、こちらは、全て電球式です。(前)245/45R19(後)245/45R19と巨大なタイヤもボディに見合った選択となっています。
【インテリア】
インテリアで印象的だったのが、実にモダンなメーター類。まるで1960年代を彷彿とさせるものです。中央には、4連メーターが装備され、合計6連式。アナログチックな設計もポイントです。バックライトのイルミネーションは、なんと125色!から好きな色が選択できるもの。数字、目盛りそのものが透過するものではなく、盤面全体が発光するタイプでナイトドライヴの演出も抜かりがありません。
【エンジン性能】
V6・V8共にエンジンが一新され、今回の試乗車が搭載するV8エンジンは、4.6L SOHCから5.0L DOHCになり、なんと418ps(旧エンジンは319ps)へと、大幅なパワーアップを果たしています。
エンジンを始動させると、以前にも増して、アメ車特有の“ドロドロ”というV8サウンドが聞こえ、やはりアメリカ車のスポーツカーはこうでなくては、と実感しました。まるでOHVのような感を受けましたが、なんとDOHC化によって7000rpmという高回転域まで回るというから驚きです。
【走行性能】
ゴツい造りの6ATのシフトレバーをアメ車の流儀?にしたがって“D”レンジにシフトし、重めのアクセルを踏む。DOHC4バルブ吸排気独立可変バルブタイミング機構(Ti-VCT)が採用され、大幅に進化した心臓とはいえ、マッスルと荒削り感はさらにそれらしいものに。もちろん、これも往年のアメリカンマッスルを意識した演出であるとはいえ、「ドドドドオ・・・」という“アメリカ車専売特許”のサウンドと共に、シートバックに頭蓋骨が叩きつけられるます。アクセルに足を乗せているだけで、トルクの波に押され、アイドリング+1500rpm程度も回せば十分事が足りてしまいます。
ストロークの深いアクセルを踏みつけるのは、前方の安全を十分に確認する必要がありそうです。前方が開いたのを確認し、重めのアクセルを底まで踏み込むと、2段キックダウンが行われ、1500prm辺りでうろうろしていたタコメーターの針が、轟音と共に7000rpmまで回り切ります。一瞬、「コルベットZO6」に試乗したときにイメージが湧き上がってきました。身体はシートバックに押し付けられたまま、強引かつ強烈な加速は、メーターを見る余裕すらありません。巨大なノーズを持ち上げ猛進する様は、やはりかつてのアメリカンマッスル以外、何者でもないものです。
特になし
アメリカ車、そしてマスタングは、本気だ!ずばり今回の試乗の感想はこの一言に尽きます。
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