オープンマニアさん(東京都)
投稿日: 2021年7月14日
5点
ソフトトップの小型4人乗りFRオープンセダン、マニュアル―ド付き多段トルコンAT、不具合の出やすい直噴エンジンでもターボエンジンでもないポート噴射のNAエンジンという希望を満たす唯一の奇跡的存在であること。
他に選択肢がないので比較対象なく、これ以上何も求めないので気になる点はありません。
2座オープンスポーツカーは選択肢が広いですが、操縦性が刺激的であることと引き換えに乗り心地が硬く、着座位置が低く、運転していて疲れる一方、単にオープンエアをゆったり楽しみたいだけなら4座セダンタイプのオープンカーが適しているものの選択肢が狭いという関係にあるかと思います。
古いタイプはミッションが4段MTモードなしなどの発展段階で不十分、最新タイプは吸気ポートに煤の溜まる直噴エンジン、壊れる箇所を増やすターボエンジンと信頼性・耐久性に不安が残るなか、それらの間のマニュアルモード付多段ATながらNAエンジンである1シリーズカブリオレは100年を超える自動車の歴史の中で4座小型セダンオープンカーとして必要にして十分な最高傑作だと思います。
最新の直噴ターボエンジンに対しては燃費が10%位劣りますが、車両の減価償却も含めた年間維持費に対する燃費の割合は20%位なのでこれが10%劣っても、維持費全体からみれば2%位の差なので気になりません。燃費より故障リスクの少ない安心感の方がありがたいです。
ソフトトップはハードトップに比べてウィンドシールドが前方に立っているためオープン時の解放感が高く、カブリオレの爽快感を存分に味わえます。
FRの操縦性、路面情報の伝わりやすい重めのパワーステアリングなどは戦後再興したBMWが標榜するノイエクラッセ(新クラス=小型高級スポーツセダン)の伝統を受け継ぎ、そのコンセプトの魅力を今に伝えています。
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このクチコミに対するコメント
コメント:1件
直噴がなぜポートに煤(デポ?)がたまるんでしょうか?
バルブならわかりますが...吸気ポートでのデポ堆積ならその名の通りポート噴射の方がつきやすいのでは...
ゲストさん