ケンティさん(栃木県)
投稿日: 2020年7月4日
5点
輸入車はこの車がはじめてですが、これまで乗っていた国産コンパクトカー(当然ガソリン車)と比べると、同じ”くるま” というくくりで語るのがおこがましいくらい、別物だと感じます。
【走行性能】
BMWのなかではエントリーモデルである1シリーズ、しかもディーゼルモデル、だというのに、素晴らしい走行性能に恐れ入りました。
交差点での右左折時の、自分がコマの中心にいるかのようにクルン♪と小気味よく旋回できる心地よさ、これはホイールベースのちょうど真ん中に運転席があることが効いているのかもしれません。
あと(コンパクトカーではかなり希少な)FRならではの雑味のないハンドリング、特に軽くブレーキを踏みながらステアリング操作を行うときに感動します。
そして、この車のふるさとドイツではアウトバーンで200km/h程度で流すことを想定しているからでしょうが、国産コンパクトカーでは絶対に感じることのできない安心感があります。”オン・ザ・レール”感 とでもいうのでしょうが、日本の高速道路の速度域で、スピードを落とさずに軽くステアリングをきったときに、しっかり地面をとらえながら切り込んでいく安心感があります。
安心感と言えば、路面がウェットな日に、幹線バイパスをハイペースで流していたのですが、赤信号に気づいて強めにブレーキをふみました。停止線はみ出るかも…と覚悟していましたが、予想を裏切り、停止線よりもはるか前で「え?余裕で止まれるけど?」と言わんばかりに、車体がぶれることもなくスッと停車できたことは、BMWお得意の前後重量50:50の恩恵なのかな?
搭載のB47D20Aエンジンは、大きい方では523dでも使用されているものをデチューンして出力を抑えたものですが、町中で乗り回す分には十分すぎるパワーです。2000rpmに達するころにはとっくに最高トルクが出ているため、青信号での発進加速時などで、エンジンがうならない程度にふんわりとアクセルをふんでいる状態でも、スイスイと加速できます。(ただし0km/h-30km/hくらいはいまいち重い感触があります。30km/hをすぎると、”トルクにのせて”という表現のように、元気よくスピードがのってきます。8速ATも実にいい仕事をしており、トルクバンドをキープしながらトントンとシフトアップしていき、気持ちよい加速を楽しめます。
【燃費性能】
わたしの乗り方(一ヶ月あたり、片道4km通勤で250km分、片道30km以上の遠乗りで750km分程度、走行しています)では、16-20km/Lくらい走ります。高速道路を使うような遠乗りだけに限定すると、余裕で22-25km/L走りました。(ハイオクガソリンと比べて)軽油の安さも相まって、十分満足しています。
これは高速安定性とのトレードオフなので仕方が無いですが、コンパクトカー(国産Bセグメント)から乗り換えると、ちょっと車体サイズの大きさを感じます。すれ違い、立体駐車場での取り回しなど。
総合的な評価として、”大満足”でした! これからいろいろなところを駆け抜けていきましょう。
#駆け抜ける喜び
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